derive A from B

好きな曲のバンドがあまり売れないままとっくに活動停止して解散している。

残された曲には、彼らがそれを作った時の純粋な魂のようなもの、その曲を纏っていた空気のようなものだけが今でも残っているのを感じる。

皮肉にも、その幻想的な懐古の情がよりいっそう曲の価値を高め、けれどその気持ちは無名バンドなだけに誰ともシェアできない。シェアしたくないという気持ちもあるかも知れない。その寂しさは更に不思議な付加価値をつける。

なんてことだ。

その「曲」は、自分が聴けば聴く程、いや、「聴く」ことによって無限にレベルアップしていくんだ!!!!どこまで高まっていくつもりだ!!?放っておいたら恐ろしい次元に達するぞ!!ブラックホールを生み出す危険性がある。聴くことによって生まれたエネルギーが膨大になりすぎたんだ。もはや聴くのが怖い。これほどまでに心を奪われているのに、聴くのが怖い…だと…?うわああああああああああああああああああああああやめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

……という中二病めいた感覚って、ありますか。

私、超ある!