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「運び屋」観ました。

主人公が、タイヤがパンクして困っている黒人家族を助ける中、
「Negro」という言葉を使ったことで、一瞬だけ空気が張り詰めるシーン。
夫妻に、「今はあまりNegroとは言わない。Blackと言ってほしい」と言われた時の、「そうか」と答えるクリント・イーストウッドの素朴な笑顔の演技がとても良かった。
ジェネレーションギャップを感じた時の、素朴なおじいちゃんの笑顔。

アンディ・ガルシアはますます渋くなっていた。

お父さんは、再発抑制のために抗がん剤を飲んでいたけど、副作用が強すぎて、先生の判断で中止。
今後は、再発の兆候を見逃さないよう、頻繁に検査するという選択に。
つまりは運ということ。

抗がん剤にしても、抗生物質も、よくぞこんな難しく優れたものを発明してくれたと思う。
どれだけ多くの人が命を救われているか分からない。
その存在が有難い。

でも、まだまだ諸刃の剣。
そして、仕方がないことだけど、抗がん剤はとてもお金がかかる。

だから、がん治療は更に更に、より良く、より優しく、進歩するはず。

遠い未来でも。
そう信じているし、まるでSF小説の続きを読むかのように、どきどきする。

「あのー……。側頭部を触っていたら、皮膚が開いて電子回路が出てきてしまった場合の相談の窓口は、こちらでしょうか」

「あっ、お姉さん、それね、うちじゃないの!二軒向こう!」


フライパンで作るピザが美味しくて、虜になっています。
このピザに対する愛を、このピザで表しました。

「あのー、ロボトミー手術の窓口の人ですか」

「はい」

「ロボトミー手術を受けたいんですが」

「やめなさい。ロボトミー手術なんて、危ないし、何もいいことないですよ」

「でもロボットになりたいんです」

「ロボトミー手術のロボトのところがロボットみたいだからと言って、ロボットになるのとは違うんですよ」

「えっ」

「あなたね、目からね、細い尖った棒を刺してね、脳みそをぐちゃぐちゃにされたいんですか」

「いやだあ、こわい」

「ロボトミー手術というのはそういうことのことなんですよ」

「そういうことのことか……」

「そのように脳を壊して、むりに穏やかな人間にさせるっていうんで、昔は流行ったんです」

「じゃあ、あなたはどうしてロボトミー手術の窓口の仕事をしているんですか」

「わたしはね、あなたのような、ロボトミー手術のことを勘違いしてやって来る人に教えてあげるためにいるんです」

「そうか、それは助かります」

「教えてあげるいっぽうで、また来たな、と呆れているんですよ」

「ひどい」

「さあ、わかったら帰りなさい。まったく困ったもんだ。ロボットになりたいだの、サイボーク化だのと……」

「ところで、蜘蛛に自我を与える研究所の窓口はどのあたりですかね」

「こりゃ筋金入りだな。その辺に看板が出てるんじゃないですか」

「そうだ。ここへも、”ロボトミー手術の窓口”という看板を見て来たんだった」

「すみません。ちょっと惑星間移住のことを話したいのですが」

「はい。どこの惑星に行きたいんですか」

「火星に」

「あっ、火星はね、人気ないので空いてますよ」

「そうなんですか」

「そうなんですよ。あそこは暑いし寒いから嫌われているんです」

「へえー。逆に人気のところはどこですか」

「うーん……。まあ、エウロパですかね」

「そうなんですか。エウロパに移住させてください」

「エウロパに移住するとなると30憶が必要ですよ」

「あっ、それじゃだめだ」

「火星は2000円です」

「じゃあ火星にしとこうかな。ちなみに、あなただったらどの星に行きたいですか」

「わたしは地球が好きなので、どこにも行きたくないですね」

「それを聞くと確かに……。やっぱり今回はやめとこうかな」

「いいんですか」

「はい。話してたらちょっと、どこにも行きたくなくなりました」

「何だか申し訳ないことをしてしまいました。わたしは惑星間移住の案内役として失格ですね」

「あははは、いえいえ。おかげで、地球の良さに気付かされました」

「そうですか。あははは」

「あははは」

鯖缶定食

 

このトマトはとてつもなく甘い。
砂糖です、これは!!

砂糖じゃなかったら何なんだ?

砂糖に決まっています!!